Jablogy

Sound, Language, and Human

2011年の当ブログを振り返る

やおきさんにつられて音楽を語るための場を確保しようと始めたこのブログですが、完全放置になることなく、それなりに記事を書いてくることが出来ました。

今年は書評が中心になりましたね。基本的にVocaloid Critiqueに応用することを念頭に、「声」の問題・批評という行いに関するもの・音楽を論じるうえでの理論になりうる人文的な本、それからジャズについてのもの、という具合に大きく分けられると思います。

来年は、Vocalo Critiqueのブックガイドの最後に記した、音楽概念を対象化するような本など、語るためのサーチライトになってくれるような本を取り上げたいですね。

そして、他者の考えをまとめ・紹介する文章が多くなっていたので、もう少し自分のアイディアを提案するような文章もかけたらいいな、と思っています。

やはり、書いた後反応を返していただけるのはそういう文章なんですよね。リズム論とか、批評論とかの記事がそういう感じでした。

本は実物を読めば済むというか、正確さもそのほうが期待できるわけですし。ある程度他では読めないオリジナルなものを出したほうが、ここを訪れて呼んでくださる方には面白いわけですものね。

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それから、口調・文体はいま書いているような口語的なものにだいたい落ち着きました。

「である・だ」体のほうが、書くのは楽なんですけれど(取り上げている本が学術的なものだったりすると特に)、私のようにツイッターなどと絡めるようなブログ運用の仕方だと、ある意味、個人の言葉の発信として捉えられるパフォーマンス的な要素があるように思えるので、このように誰にともなく語りかけるスタイルがあっているような気がします。

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こんなところかなー。なにかこうしたほうがいいよ、などアドバイスなどありましたら、コメントでもツイッターのリプでもいただけたらと思います。

それでは、来年も当ブログをお引き立ての程、よろしくお願い致します。Vocalo Critiqueもよろしくです!