Jablogy

Sound, Language, and Human

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

木本玲一 2009 『グローバリゼーションと音楽文化』 勁草書房

民族音楽学・音楽人類学的アプローチによって日本にヒップホップ・ラップが「根づいて」いったことを描いた本。すでに死に舞さん*1やinainabaさん*2も紹介を書かれています。内容のあらましをamazonから引用します。 内容紹介 日本におけるラップ・ミュージ…

ボカロ曲紹介ニコ生に参加します

VOCALOID CRITIQUE編集でもあるやおきさん主催の ボカロ曲紹介ニコ生に参加します。 http://d.hatena.ne.jp/yaoki_dokidoki/20110614/1308066126といってもオンタイムではみられないので プレイリストを寄せるのみの参加ですけれど。 選曲はVOCALOID CRITIQU…

完売御礼!

文学フリマでのボカロ批評誌、VOCALOID CRITIQUE(ボカロクリティーク)に寄稿しましたが、皆様のおかげを持ちましてみごと完売となりました。記事としては未熟な物だったと思いますが、まとまった論考としてとにかくもひとつの形にできたこと、ボカロについて…

Vocaloid批評の同人誌に寄稿します

明日開催される文学フリマで頒布される予定の原稿を書き終えました。 声とキャラクターに関して理論的な面と合成音声界隈を概観する、 というような内容になりました。どこでどのように頒布になるかなどわかってないので また追記したいと思います。追記1 …

8ビート・16ビートというリズム概念について

表題のトピックについてtwitterにポストしたことのまとめ。 細部が荒く先行研究もみていないので後々議論を深めていきたいです。ja_bra_af_cubeatとか拍というのは、基礎的なパルスがいくつかあつまって小節というリズムのまとまりを造る際の、その基礎的な…

Bibliography

関心のある本をまとめて欲しいとリクエストを頂いたので、Bibliographyを公開します。 関連性の薄いもの、入手・未入手、既読・未読が混じってますが、思索のためのメモでもありますのでご容赦ください。(2011年9月17日 ver.2.0) 民族音楽学・音楽人類学 M…

UTAUによるキャラクターの「声」の可能性

twtterの方で面白い話になったのでまとめてみました。Hidazou_san2ch某スレ経由、「UTAU音源テスト」。「人間の声と猫の声を合成した」ライブラリ、との事。 ※未配布ですので御注意。 【キメラ音源】ウタウタウ【UTAU】 (3:45) #nicovideo #sm14603070 http:…

輪島裕介 2010 『創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 光文社新書

表題の本のノート。操作ミスでデータが飛んでしまったので再掲です。 やはり手元のエディタに保存しながら編集すべきですね。【第一部】 近代日本大衆音楽史を三つに区分 第一期 レコード会社専属制度の時代(昭和初期[20年代後半]〜30年代[50年代後半]) 第…

川田順造・武満徹 1980 『音・ことば・人間』 岩波書店(同時代ライブラリー [1992])

はじめに このブログのタイトルに書名を流用させていただいた、お気に入りの本をここに紹介したいと思います。本書は西アフリカのブルキナファソをフィールドとする文化人類学者・川田順造と尺八や琵琶を現代音楽にもちこんだ作品で知られる作曲家・武満徹の…

『ユリイカ 2008年12月臨時増刊号 : 総特集♪初音ミク――ネットに舞い降りた天使』青土社

以前Twitlongerに公開したノート。抜き書きとコメントをつけています。 本書全体への感想や考察などはid:sakstyleさんによるまとめ(http://togetter.com/li/139590)をご参照ください。■佐々木渉「生みの親が語る初音ミクとアングラカルチャー」pp.9-17 ・V…