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【猫村いろは】胡蝶のミメシス【オリジナル曲PV付】

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VOCALOID 猫村いろは いろはオリジナル曲 胡蝶のミメシス 夏空P はいのことん 乃良 VOCALOID新曲リンク piro VOCAJAZZ

レヴュー

夏空Pことベッコーさんの13作目、猫村いろはの生生しい声が魅力です。息を飲んだり、あるいは吐息を残したり、はたまたしゃくりあげたりといった語尾の処理が丁寧なのが生生しいセクシーな感じを生んでいるのかなと思います。

VOCAJAZZタグはJAZZと名がついていながらも、ジャズ的な要素がすこしでもあれば、かなり広い範囲の曲に付けられるタグですが、こちらもストレートなジャズではなく、ジャズとロックのテイストの融合/共存が見事な曲だと思います。

なんといっても冒頭からAメロにかけてのシンコペーションをともなった七拍子が印象的ですね。セカンドライン的な一拍半のアクセント(**♪* *♪**|♪**♪ **♪*)*1から一拍けずって、最後の一拍を次の小節の頭にした(**♪* *♪**|♪**♪ **)ループになってるようです。ギターはさらに8分音符一個分クってはいってるかも。

これだけ複雑で緊張感のあるリズムになっているので、Bメロ・サビにかけて四拍子になった時の開放感・安定感が大きいですね。そして二回目にでてくるAメロはサビから続いた四拍子とキメがはいるアレンジになっています。一回目の七拍子の印象が残っているので、すごくグルーヴがまして聞こえますね。

ダークなコード進行が続いてからのメジャーでのピアノソロも開放感あっていいですね。
というわけで全体的に緊張と緩和の対照があざやかな曲だといえそうですね。

コード進行と歌詞の分析は誰かに任せた!←

*1:*、♪一つを8分音符と思ってください